研究室に所属を希望される方へ

 地球上の多くの物質は分子からできています。しかも、単一の分子で機能するのではなく分子が組み合わさって「組織」を作ることで素晴らしい機能を発現することが頻繁に起こります。例えば、生体組織から最先端の電子材料まで分子をきれいに並べる・うまく組み合わせることで遺伝や神経信号伝達、および光電変換や圧電変換といった機能が発現します。
 分子集積化学研究室では、機能材料として非常に有用な高分子に着目し、自分で分子をデザインして合成します。次に、自己組織化という手法で自分で作った分子を組み合わせます。そして、組み合わせた分子の集合体の機能を発現するという研究を行っています。さらに、コンピューターを用いた計算化学も利用して、分子のデザインや集合体の機能の予測を行っています。
 このように、実際に分子を作る高分子合成や自己組織化の化学とシミュレーションの計算化学の両面から素晴らしい機能を持つ分子集合体の創出を目指しています。
(詳しくは研究内容を参照して下さい。)


研究生活

 毎週1回の簡単な報告会を行っています(週報)。実験ノートと生データをベースに1週間の成功・失敗を含めた結果を全員でディスカッションします。また、月1回は書面の実験報告を基にもう少し本格的な報告会を行っています(月報)。報告書を作成することで自分が行った実験をどの様にまとめて発表するのかを学びます。

 週報に合わせて、最近の論文を紹介する雑誌会を行っています。これによって、自分の行っている研究分野の動向や面白いと感じた研究の情報を交換します。

 合成Gは高分子化学研究室と合同で週2回高分子合成や測定の基礎について学生間の勉強会を行っています。計算Gは週1で輪講をおこなっています。分からないことはどんどん先輩に聞きましょう!


コンタクト

 学内・学外の方の研究室訪問を歓迎します。少しでも興味があるという方は是非研究室の見学に来て下さい!実際の研究生活の一日を知ることができます。まずはお気軽に佐藤か山本までご連絡下さい。
(他大学から大学院生や研究生として当研究室に所属したい方へ:大学院の入学試験は毎年2回あります。詳しくは総合化学院入試情報(http://www.cse.hokudai.ac.jp/exam/)をご覧下さい。)

佐藤信一郎
E-mail: s-sato[at]eng.hokudai.ac.jp
Tel: 011-706-6607

山本拓矢
E-mail: yamamoto.t[at]eng.hokudai.ac.jp
Tel: 011-706-6606